魔女の宅急便 目次
失敗する自由のすばらしさ
キキ、修行の旅に出る
冒険とは善意を信じること
失敗が知恵や出会いを生む
出会いは冒険
スランプは大事な経験
自分の個性を見つける
夢中になってスランプを忘れる
冒険に挑む少女キキ
かわいい子には旅をさせよ
失敗する自由、ばんざい!
今、このときを大切に
いろいろチャレンジさせる
幅広く価値観を選ぶチャンスを
素朴な疑問や批判精神こそ大切
自分の興味に突き進め!
「教育」についての勘違い
フィンランドの教育
「弱い国」の「強い生き方」
人口過密社会=日本の問題
「国のありがたみ」の意味

◆失敗が知恵や出会いを生む◆

  落ちたところは、カケスのテリトリー。
  キキは縫いぐるみを捜そうとしましたが、カケスの群に襲われ、追い返されてしまいます。

  「配達は信用第一」ということで、相棒のジジを鳥かごに入れて、とりあえずはお届け先に配達。あとで、ジジとぬいぐるみを取り換えようという算段です。
  配達後、こんどは地上から森に歩いて入って、地上から捜すことにしました。

  すると、森のなかに一軒の丸太小屋を見つけました。
  それは、若い女性画家ウルスラの夏のアトリエ。
  彼女に訳を話して、キキは縫いぐるみを取り返してもらい、そのほころびを直してもらいました。お礼は、家の掃除。
  それがきっかけで、女性画家と意気投合、仲良しになりました。そして、無事にジジとぬいぐるみを取り換えることができました。

◆出会いは冒険◆

  ある日、キキは街角で飛行機マニアの少年、トンボと出会います。
  トンボは、空を自由に飛べるキキの才能・能力に感動します。キキはトンボにとっては尊敬の的なのです。
  というのは、トンボは四苦八苦して空を飛ぶ能力=人力飛行機を手に入れようと願っています。なのに、キキは生まれながらに空飛ぶ能力を備えているのですから。

  トンボはキキに気安く声をかけるような、気さくでチョイ悪の少年です。キキは、ちょっと警戒します。
  でも、彼は「非行少年」ではありません。「飛行少年」なのです。
  空を飛ぶものにすごく関心があって、現在、人力飛行機を開発・製作中。
  若きエンジニアです。
  ある日トンボは、仕事がなくて少し落ち込んでいたキキに、自分たちのクラブのパ−ティへの招待状を手渡します。
  男の子からの招待なんて、キキは生まれてはじめて。

  そのパーティの当日の昼間、山の手の邸宅の老奥様から配達の注文が入りました。孫娘の誕生日パーティの贈り物を家に取りに来てから届けてほしい、という依頼でした。
  ところが、受け取りを約束した時間に邸宅に行ってみると、電機オーヴンが故障して、贈り物のパイが焼き上がっていません。
  キキは、薪を燃やして使う古いオーヴンでパイを焼き上げることにします。
  なんとか夕方までにパイができ上がりました。
  ところが、その家の居間の時計は1時間遅れ、急いで老婦人の孫のパーティに届けないと、トンボたちのパーティに間に合いません。キキとジジは箒に乗って飛び立ちます。
  ところが、ところが途中で空模様は一変して、激しい夕立。それでも、自分の服でパイの入ったかごを覆い、雨に濡れないようにかばいながら、孫の住む家に急ぎます。で、なんとか無事に届けることができました。

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