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ところが、Sオケのメンバーは、楽譜を正確に再現するよりも自分流のパフォーマンスを優先するやつばかり。
で、千秋は彼らに楽譜通り演奏しろといって厳しく要求します。指揮者の千秋とオケ団員とが対立してしまいます。
ところが千秋は、のだめの演奏を見て「自分らしく演奏する表現」というものの大切さを再発見します。
こうして、Sオケは定期公演で大成功。 定期公演での成功は音楽雑誌の編集者の注目を浴びます。
そして、シュトレーゼマンが指揮するAオケとともに千秋はピアノ協奏曲(ラフマニノフのコンチェルト2番)を演奏することになります。
その公演は雑誌の記事となり、シュトレーゼマンの弟子としての千秋は、一躍、音大の学生たちの憧れのスターになります。
しばらくして、千秋はヴァイオリン科の俊英、三木清良から「いっしょに学生オーケストラをつくろう」と提案され、新たに「ライジングスター・オーケストラ(R&Sオケ)」づくりをすることになります。
さて、のだめは、あるとき偶然千秋が少年時代に体験した飛行機事故が原因で、飛行機に乗れないトラウマを抱えていることを知ります。
その千秋は、のだめがシュトレーゼマンからもらった懐中時計を揺らす動きで催眠状態になることに気づきました。
その直後の演奏会で、千秋の能力と努力の成果を見て、千秋のためにある決心をします。
懐中時計を使った催眠療法で暗示をかけて、千秋が飛行機に乗ることができるようにしたのです。
そして、ヨーロッパに行けるようになった千秋とともに音楽の道を歩むために、ピアノコンクールに出場して優勝することをめざします。
しかし、猛練習で体調を壊したのだめは、コンクールの決勝で失敗してしまいます。 で、落ち込んで、正月休みに九州の実家に帰ってしまいました。
そんなのだめを支援するために千秋は、九州に旅行してのだめに再開して、いっしょに海外で音楽の研鑽に励むことを誓い合いました。
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