Law & Order 目次
NYの法秩序を守る者たち
見どころ
描かれる事件とテーマ
母子家庭、児童虐待の悲劇
HIVと尊厳死
臓器強盗 その1
臓器強盗 その2
警察組織の腐敗 その1
警察組織の腐敗 その2
おススメのサイト
アメリカの警察官の物語
刑事ジョン・ブック
アメリカの犯罪捜査
ミシシッピ・バーニング
おススメのサイト その2
信州の高原の町の旅
小諸街あるき
北国街道小諸宿の歴史と地理を探るため、美しい懐旧の街並みを訪ねる。寺社めぐり案内も。

ニュウヨークの法秩序を守る者たち

  テレヴィ・ドラマ《 Law & Order 》は、1990年9月から2010年5月までアメリカのNBC(系列各局)で放送されたニュウヨーク市を舞台とする刑事警察・司法の事件シリーズ。アメリカの刑事司法の断面をクールな切り口で語る、秀逸なテレヴィドラマ。
  警察による犯罪捜査と検察による訴追・法廷闘争を、冷静で抑制された語り口で描く。派手なアクションやヴァイオレンスはない。しかし、穏やかな事件記者の目で、犯罪捜査と刑事訴訟というアリーナにおいて、現代アメリカが抱える多様な社会問題を分析する手法は、高く評価されている。

  題名 Law & Oeder は「法と秩序」という意味で、ニューヨーク市で刑事犯罪事件において法秩序を支える2つの組織、市(地区)警察局と市検事局の動きを描いている。
  ここでは、最初の頃のいくつかの物語を取り上げる。

見どころ
  このシリーズは、
  犯罪・事件の発覚と捜査開始から始まって、
  その後の警察捜査陣の動きを追いかけ、
  さらに地区検事局が独自の調査や証拠固めをおこない訴追に持ち込む過程を見つめ、
  さらにその後の大陪審や法廷での審理、尋問対決、そして評決にまでいたる経過
  を描き出す。

  さらにまた、その間のメディアの動き、世論の動向、地区検事局をめぐる政治的圧力や駆け引きなども織り込まれていて、まさにアメリカの刑事訴訟をめぐる「映像による社会学」ともいえる内容である。
  事件そのものについては、極力、アクションや暴力シーンを出さずに、ニュウヨークの犯罪=刑事捜査と検察による公訴手続き、その後の法廷闘争を抑制されたタッチで冷静に描き出している。
  日本のかつての「事件記者」を洗練させたかのような内容である。

次のページへ |

総合サイトマップ

ジャンル
映像表現の方法
異端の挑戦
現代アメリカ社会
現代ヨーロッパ社会
ヨーロッパの歴史
アメリカの歴史
戦争史・軍事史
アジア/アフリカ
現代日本社会
日本の歴史と社会
ラテンアメリカ
地球環境と人類文明
芸術と社会
生物史・生命
人生についての省察
世界経済
SF・近未来世界