史上最大の作戦 目次
原題と原作
見どころとテーマ
あらすじ
とてつもなく長い1日
オーヴァーロード作戦
ヒトラーの電撃戦と誤算
戦線の拡大とメディア
長期戦への転換
占領・征服政策の欠如
泡のような膨張とリスクの累積
無策・無謀な国家指導者たち
戦線の膨張
枢軸同盟の成立
伸び切った東部戦線
兵站リスクの膨張
東部戦線の崩壊
ソ連軍の反転攻勢
北アフリカおよび地中海戦線
解放侵攻戦略の策定
イタリア降伏
アンツィオの戦い
連合軍のディレンマ
北西ヨーロッパの戦況
ノルマンディへの道
兵站構築(logisitics)
上陸地点は
ノルマンディ海岸
偶発的要素としての天候
ネプチューン作戦
作戦開始
5つの上陸地点
爆撃・砲撃戦
ドイツ軍の混乱
戦闘シーン
偶然が支配する戦況
戦争の形態の構造転換
全体戦争
ヒトラー=ナチス・ドイツの失敗
ヒトラーの無策・無謀
ゆがんだ情報システム
スーパー兵器の袋小路
突出しすぎた性能は戦線の混乱を呼ぶ
スーパー兵器の末路

歴史上最も長い1日

原題と原作

原題 : The Longest Day(1962年)
  意味は、「とてつもなく長い1日、かつてなく長い1日」。英仏海峡をはさんで対峙する両軍にとって、きわめて大きな意味を持つということ。
  つまり、この1日に、人類の戦史上最も大がかりな準備や経過・前史が集約されているとういことでしょう。
原作 : Cornelius Ryan, The Longest Day, 1959
  コーネリウス・ライアン著『とてつもなく長い1日』、1959年。第2次世界戦争、1944年6月6日のノルマンディ上陸作戦をめぐる過程を分析した戦史。

  「とてつもなく長い1日」という言葉は、この上陸作戦を阻止しようとするドイツ軍のロンメル将軍の訓示にあるものだとされています。

見どころとテーマ
  連合軍のノルマンディ上陸・侵攻作戦は、ヨーロッパのナチスからの解放にとって決定的に重要な意味をもっています。
  この作戦は、連合軍が西ヨーロッパの大西洋岸にナチズムを撃破していく拠点をつくるもので、東ヨーロッパでのソ連の侵攻に呼応するものでした。だが、そこにいたる道は険しいものでした。
  ここでは戦史研究として、ドイツ軍の電撃戦の成功と、成功ゆえの没落の要因を探りながら、映画の物語に沿ってヨーロッパの軍事的解放への過程を一瞥すします。

あらすじ

  ヨーロッパの西側からの対ナチス反撃作戦、つまり「第2戦線」の構築をめぐっては、連合諸国陣営でアメリカとブリテンとのあいだに意見の対立があった。
  ブリテンは失いつつある世界覇権を回復し、ヨーロッパと中東へのソ連の進出を抑えようとして、バルカン半島からの進撃を提案する。
  しかし、いち早くナチスからヨーロッパを介抱し、ドイツの軍事力を撃滅しようとするアメリカはこれに反対。
  結局、アメリカのイニシアティヴで北フランスからの上陸侵攻の路線が選択された。44年6月6日未明から、ついにノルマンディ上陸作戦が始まった。
  しかし、ネーデルラントからフランス一帯を支配するドイツ軍は、英仏海峡からの連合軍上陸を阻止するために、分厚い戦線を構築していた。
  そこにいくつも小さな穴をあけ、上陸、反撃拠点を築くことには、大きな障害が立ちふさがっていた。連合軍は長く苦しい準備を進め、大きな犠牲を払って、上陸作戦を敢行した。
  天候の激変や的側の油断といった、小さな偶然がいくつも重なって、連合軍に幸いしたようだ。

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