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映像物語を社会史的に読み解く

  作品で描かれる物語そのもの、登場人物、背景となっている社会状況、時代、事件など、そしてまた、これらを描き出すための道具立て、たとえば町並みや田園の風景、建築物、室内装飾、交通手段、人びとの服装、持ち物などについて、社会史の視角から読みとろうという試みです。
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現代アメリカ社会

                   

刑事ジョン・ブック 目撃者

  アメリカ合州国には、いくつもの「移民系社会」ないしマイノリティの世界が並存しています。この作品は、「現代アメリカ文明」とその対極に位置するアーミッシュの世界とを鋭く対比して、合州国の複合的な社会と文化を描き出しています。
  旅の途中にあったアーミッシュの母子が、フィラデルフィア駅で殺人事件に遭遇。事件の捜査担当の刑事は、ジョン・ブック。アーミッシュの母子とフィラデルフィア市警の刑事との出会いと別れの物語。
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カプリコーン ワン

  1970年代後半、アメリカのNASAは有人衛星を火星に送り、地表に着陸させるプロジェクトに挑戦。火星着陸の模様を写す映像は宇宙中継で地球に送られ、合州国は偉大な成功に沸きかえった。
  だが、それは地球上で撮影された映像だった。ロケットの発射は直前に重要な不具合が発覚して有人飛行は中止されたのだ。
  国家の威信のために、乗組員はロケットを離脱し、映画セットのなかで虚偽の映像の撮影への協力を強制され、やがて抹殺の危機に直面した。
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評  決

  現代アメリカ(1970年代)の医療過誤問題をめぐる裁判・法廷闘争を描いて、巨大病院組織の病理や、司法をつうじての権力構造、権力闘争の1断面をみごとに切り取った作品。
  かつて有力ローファームのエリートだったギャルヴィンは罠に陥れられて潰され、その後のんだくれの日々を送っていた。
  だが、大病院の医療過誤の被害者とその家族の尊厳と権利を守るために、自らの再生を賭けて敢然と立ち上がった。 ⇒記事を読む

タワーリング インフェルノ

  人間の経済的欲望と工業技術が生み出した超高層ビルディング。ところが、建設会社は材料費や建設費を浮かすために手を抜いたため、火災の予防・感知・消火システムが作動せず、上層部で大規模火災が発生してしまった。
  超高層ビルでの火災事故と消防隊の活躍を描くスペクタクルと人間ドラマが、大きな話題をさらった。ひたすら高さや見栄えを競う高層ビル建築ブームの盲点を衝いた話題作。
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不機嫌な赤いバラ

  寡婦となった前大統領夫人と彼女を警護する者たちの物語。政治の道具として利用される立場を拒否し自分らしく生きようとするテスと、彼女の反骨と「気紛れ」に振り回されるシークレットサーヴィスのあいだの絆の深まりを描くコメディ。
  毅然と生きる老婦人を演じるなら、やはりシャーリー・マクレイン。
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小説家を見つけたら

  ニュウヨーク市ブロンクス(黒人が多い貧困居住区だった)育ちの少年ジャマールは、聡明で探究心旺盛な高校生だが、学校の授業には合わなかった。
  彼は偶然、今は世捨て人のように暮らす天才小説家と出会い、友情をはぐくむことになった。一方、知性とバスケットボールでの才能を認められて超名門高校に転校する。そこで、先進の自由や自立を求めようとして、苦難に遭遇する。
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ワグ ザ ドッグ―ウワサの真相

  アメリカの現職大統領が選挙キャンペイン中に、大スキャンダルを隠蔽するためにマスメディアを駆使して、次から次へと虚偽情報を報道させ、市民の関心を事実から遠いところへもっていこうとする策謀を描くブラック・コメディ。
  大統領府が雇ったティームは、スキャンダルが発覚しないように、海外での危機を捏造し米軍派遣をめぐる虚偽情報を次つぎにメディアに流していく。
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ミシシッピ・バーニング

  1960〜70年代までアメリカ深南部で執拗に持続していた人種差別の深刻さ、その解決=公民権の普及を阻んでいた障壁の大きさを描いた傑作。現在では「ヘイトクライム」とされる苛烈な人種差別と抑圧が、わずか40年前のアメリカ南部諸州では日常的なできごとで、州政府から地方行政、コミュニティまで構造化していたのだ。。
  黒人の地位向上のために北部からやって来た公民権運動家が、ミシシッピのある町で、人種差別主義者の集団によって皆殺しにされた。FBIが捜査に乗り出したが、地元住民や行政機関の隠然・公然の執拗な妨害で、真相は闇のなかに隠れていた。
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クイックシルヴァー

  バブリーな金融界から脱出して、もっと地道な仕事と生活に移ろうとして模索する青年の物語。
  若くして大成功をおさめた青年が、株式仲買で大勝負に出て全財産を失った。業挫折感と苦悩のなかで、自分らしい仕事を見つけるために、若者らしい「ひたむきさ」で悩み、別の生き方への模索を続ける…そんな姿が静かだが深い感動を呼び起こす。チャリダ―必見の作品。
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コンドル

  国家のなかの国家」ともいわれるCIA。その内部にも、「CIAのなかのCIA」というべき部門・部署が存在し、首脳部や管理部門の監視や統制を逃れて、秘密裏に自立的な活動を展開することもあるという。
  物語は、CIAのある部門が迷走して関与したクーデタに関する情報の断片を探り当てた支部が抹殺され、それを逃れた1人のエイジェントが追いつめられるというもの。「さもありなん」と懸念される陰惨な事件を、フィクションとして見事に描いた問題作。
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ボーン・アイデンティティ

  ジェイスン・ボーンという名の若い男が南仏海岸に漂着し、医師の手当てを受けて一命を取り留めたが過去の記憶を一切失っていた。その男は自分が何者か、自分の過去を知ろうとしたが、次つぎに暗殺者たちに襲われた。
  やがて、彼の人格と過去の記憶は人為的につくられたものであり、それはジャッカルというテロリストと対決する作戦のための任務だったことが判明。CIAの暗部も浮かび上がった。
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コーマ

  アメリカ東部の名門大病院では、それほど難しくない手術中に患者が脳死に陥るという不審な医療事故が続いていた。研修医スーザンは事故の原因を探り始めた。
  やがて医学界のトップエリートと政府機関が絡む暴力の構図が見えてきた。陰謀の発覚を怖れる有力者たちがスーザンを罠に陥れようとうごめき始めた。背景にはアメリカの医療制度が抱える深刻な危機があった。
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訴   訟クラスアクション

  ある進歩派弁護士が、自動車事故で家族を失い下半身麻痺に陥った市民のために、最大手の自動車会社を相手に法廷闘争を挑むことになった。
  ところが、この会社の顧問法律事務所が法廷に送り出したのは、進歩派弁護士の娘だった。彼女は父親に強い反発を抱き、法廷で父親に辛辣な攻撃を仕かけた。
  だが、問題の車には重大な欠陥があることを、自動車会社は隠していた。
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ペリカン文書

  アメリカ最高裁の2人の判事がほぼ同時に暗殺された。その少し前に、ルイジアナの環境保護派の弁護士が殺されていた。3つの事件は、一見何の関係もないように見えた。だが、ある法科大学院生が3つの事件を結びつける仮説を立てた。ある大手石油企業が、海辺の湿原の開発をめぐる訴訟で上訴審で勝つために仕組んだ陰謀だというのだ。
  この企業は、再選をめざす現職大統領の有力支援者だったことから、大統領府を巻き込んだ暗闘に発展していく。
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ペリカン文書

  この作品では、1個の人間、ひとりの市民としての医師が、〈病魔に侵されて衰弱し、消耗し、不安に陥っている患者〉にどのように接するのか、病院の運営はどのようにあるべきか、を静かに問いかける物語が描かれている。
  健康のために、人命を救うために病院という医療経営体に所属して医療を施す立場の医師。だが、病気にかかることもあれば、病状や家族関係に悩む1人の個人でしかないことを、語りかけてくる物語。
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レイルズ&タイズ

  アメリカ地方鉄道の機関士トムは、妻メーガンが末期癌で死期が迫っているという運命を受け入れられずに苦悩していた。
  そんなときに、自殺をはかって線路に居座っていた女性の車と衝突事故を起こし、自宅謹慎となった。そこに自殺した女性の息子が現れ、妻とのぎくしゃくした関係を回復するきっかけとなった。やがて妻が死んだ後、トムは妻の遺言どおりにその男の子を養子にしようと決心する。
  鉄道をめぐる鉄ちゃんにおススメの物語。
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エネミー・オブ・アメリカ

  「テロリズムの脅威」「国家の安全保障」を理由に一般市民の生活や通信を監視・盗聴できるようにする法案成立のために「国民安全保障局NSA」の担当部門が暴走し、やりたい放題に恐るべき犯罪をおかし、政治家や市民の抹殺と抑圧、監視に狂奔する物語。
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ザ・シューター/極大射程

  ペンタゴンの謀略や狙撃兵の物語に興味のある人におススメの作品。何しろ、1000mを超える超遠距離射撃シーンが、それもかなりリアルな状況設定で、何度も登場する。だが、主題は軍の非公然組織によって罠にはめられた狙撃手の復讐の物語。
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レインマン

  ビズネスでの成功や金儲けをひたすら夢見るチャーリーだが、経営に窮していた。父の財産のほとんどが先進的障害のある兄の信託基金として遺贈されるのに腹を立て、兄を施設から連れ出して遺産の分与にありつこうと企んだ。
  ところが兄と一緒に過ごしていくうちに、兄の才能や個性を知り、しだいに兄弟愛に目覚めていく。
  そして、この兄弟には記憶の片隅に追いやられていた大事な体験があった。
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レナードの朝

  対人恐怖症のセイヤー博士は、ニューヨークの大病院の脳神経科の臨床医に採用され、昏睡・全身麻痺患者の治療法を研究開発することになった。
  やがて開発した新たな治療法を、30年以上の昏睡状態にあるレナードに施して覚醒させた。そして多数の昏睡患者の治療を進めた。
  ところが、覚醒した患者たちによって次つぎに新たな問題が突きつけられることになった。
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エリン・ブロコヴィッチ

  正規の法律・法学教育を受けたこともないシングルマザーが、ごく庶民的な生活感覚で深刻な環境汚染・健康被害問題を探り当てる。
  そして、環境汚染を引き起こしながら汚染地帯の住民の要求を封じ込めようとする巨大企業を相手にした集団訴訟を組織化し、牽引する役割を担って活躍する。
  実在の人物と事件をもとにした物語。
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ヴァンティジ・ポイント

  スペイン王国サラマンカ市のマヨール広場で、来訪中のアメリカ大統領が狙撃され、その直後に演壇が爆破された。
  警護官やアメリカ人観光客など、事件を目撃した8人のみた事件の光景を合成して、大統領暗殺をめぐる政治的謀略の構図を描き出す。
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