ザ・シューター/極大射程 目次
NSAの暴走
原題について
見どころ
あらすじ
大統領狙撃事件
ボブ・リー・スワガー
PKOでの「見殺し」
狙撃場所の調査
周到な罠
狙撃のサイエンス
  地表の弾道学
  身体的・精神的条件
包囲網からの脱出
反撃への準備
  ニコラス・メンフィス
  スーパー・ガンマニア
罠の仕かけ合い
真相:軍部の闇の副業
夏の雪原での闘い
  FBI介入への仕かけ
  雪原の狙撃戦
軍産複合体のビジネス
ボブの無実の証明
報復 乱暴な結末だが…
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ボーン・アイデンティティ
コンドル

スーパー・ガンマニア

  相棒としてのニックの最初の任務は、テネシー州に住む老人のところまで車を運転することだった。その老人は、銃(の製造、性能や使用方法)に関しては、メーカーはもちろん、学者をも凌ぐ知識をもっているスーパーフリークだった。
  ボブは、その老人のところに2つの質問を携えて訪れた。
  1つ目は、すでに銃の旋条痕がついた(使用済みの)銃弾を別の銃で使用して狙撃ができるかという疑問。というのは、エティオピアの大司教を殺害した銃弾には、ボブの愛用狙撃銃の旋条痕が刻まれていたからだ。ボブが試し撃ちした銃弾が使われたらしい。どうやれば、そんなことが可能なのか。
  2つ目は、2000メートルを超える射程の狙撃を成功させる技能を持つ狙撃の名手ガンナリーとして、今回の事件に関与しそうな人物に関する情報はないか、だった。

  老人が与えた回答は、
  1つ目については、一度発射され旋条痕がついた銃弾に繊維が強い紙を隙間なく巻きつけて薬莢と結合せて、装填すれば、正確な射撃ができるというものだった。
  2つ目については、セルビアックという残忍な殺し屋――すでに殺されてしまった可能性が高いが――まだ生き延びていれば、2000メートル超の狙撃を成功させるだろうというものだった。

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