刑事フォイル第2話 目次
第2話 臆病者
  犯罪捜査のトリオ
  親ナチス団体の暗躍
  深刻な戦況
  新ナチ・反ユダヤ主義
  ミルナーの苦悩
  のどかな田園風景・・・
  フライデイ・クラブ
  アイザック・ウールトン
  「国民祈禱の日」
  殺人事件発生
  デイヴィッドへの容疑
  ウールトンの正体
  ミルナーとスペンサー
  軍情報部の内偵
  イーディスの後悔
  ファシストの手管
  アーサーの自殺未遂
  手紙の隠し場所
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殺人事件発生

  この数日間、ホワイトフェザー・ホテルのラウンジはフライデイ・クラブに貸し切りになっていた。彼らの会合や集会のためだが、部外者をクラブの集まりに参加させないためだった。クラブの集会は一般民衆にアピールする場というよりも、むしろエリートの排他的な会合になっているのだ。

  こうして金曜日の夜を迎えることになった。クラブの集会が開かれた。
  ところが、その集会のさなかに事件が起こった。
  突然、電流遮断機のフューズが飛んでホテル中の伝統が消えた。
  マーガレットは即座に、ホテルの電灯など電気製品が使用する電力の総量が遮断機の容量をオーヴァーしたのが原因だと気づいた。そこで夫のアーサーにブレイカーを点検して直してくるように促した。
  アーサーは立ち上がって部屋のドアに向かった。


  それから間もなく、何者かが拳銃を連射した。数発の大きな銃撃音。電灯が回復してみると、2発の銃弾が撃ち込まれたマーガレットは絶命していた。そのとき、マーガレットはスペンサーの隣の椅子に腰かけていた。
  事件の直後、拳銃がなくなっていることに気づいたウールトンは、慌ただしくホテルを後にした。
  フライデイ・クラブは、この殺人事件をただちに警察に通報し、何者かがスペンサー暗殺をもくろみ、誤ってマーガレットを殺害したに違いないと伝えた。
  こうしてフォイルたちが捜査のためにホテルにやって来た。そして、フライデイ・クラブのメンバー全員を足止めして捜索を開始した。

  ところが、クラブのメンバーは富裕なエリート層で、普段は人に命令する立場にあるせいか、警察の命令でホテルから出られないことに憤慨した。横柄な貴族、アーネストは有力政治家としての立場を誇示してフォイルに圧力をかけて、外出禁止命令を撤回しろと迫った。もちろん、フォイルははねつけた。
  フォイルの指示で多数の警官がホテルのすべての部屋と敷地内をくまなく捜索した結果、敷地内の草むらに投げ捨てられているリヴォルヴァー拳銃が発見された。銃弾発射の痕跡から、その拳銃が凶器と特定された。

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