刑事フォイル第4話 目次
第3話 レーダー基地
バトゥル・オヴ・ブリテン
運送業者の殺害
美術品の地方避難
アンドリュウの任務
プロッターは全員女性
ステュアート神父
プロッターの自殺
ペンダントの持ち主
グレイム大佐の死
レイダー基地のスキャンダル
美術品窃盗事件
戦時体制と権力者の驕慢
 
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プロッターの自殺

  一方、アンドリュウはプロッターのアンと何度か話をする機会を得て、彼女の同僚が自殺したことを知った。しかし、詳しく聞き出そうとしたとき、マーティン・ケラー中佐がアンに持ち場に戻るよう命令した。
  何やらアンドリュウと話をするのを妨害しているような態度だった。
  ケラー中佐は、アンドリュウがプロッターのルーシー・スミスが自殺した事件の経緯について関心を向けていることを基地の指揮官、アリステア・グレイム大佐に報告した。すると、大佐は険しい表情になって、「あのプロッターは任務の厳しさに耐えきれなくなったために陣滅したんだ」と吐き捨てるように言い切った。
  ケラー中佐は「そのとおりです」と返事したものの、何か苦いものを飲み込んだような顔つきになった。


  それから間もなく、アンは別のレイダー基地への転属を命じられて、それ以後、アンドリュウと会う機会はなくなってしまった。要するに、プロッター女性隊員の自殺をめぐる事情は、レイダー基地の指導部にとって触れてはならないもののようだ。

IFFの故障
  ある日、アンドリュウはテスト飛行に飛び立った。基地から数十マイルの地点の上空に到達すると、スピットファイアを急旋回させて低空飛行に切り換えた。もちろんIFFを起動させていた。
  ところが、IFFは故障していて識別信号を発していなかった。そのせいで、アンドリュウの戦闘機は地上軍から激しい銃撃を浴びることになった。
  そのため、レイダー基地には帰還することができなかった。
  結局、何十キロメートルも離れた田園地帯まで飛んで不時着し、そこからトラック運転手に頼み込んで荷台に乗せてもらって基地まで戻るはめになった。
  アンドリュウは、基地の誰かが故意にIFFを壊して味方の対空砲火を浴びるようにしてアンドリュウを殺そうと企んだのではないかと疑い始めた。

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