ショーシャンクの空に 目次
原題と原作について
見どころ
あらすじ
冤罪で終身刑
ショーシャンク刑務所
暴君所長とその取り巻き
エリス・レッド
専門知識を見込まれる
ポスターとチェスの駒
図書係の仕事
信頼と友情の絆
ブルックス老人の死
図書施設の承認
空に響く美しい歌声
「営利事業」となった刑務所
「真犯人」の情報
脱  出
翌朝、刑務所では
脱獄と痛烈なしっぺ返し
レッド、アンディを偲ぶ
レッドの出獄
Office-Townwalkのサイト
信州まちあるき
雑学・教養ブログサイト
コーヒーものがたり
数学を楽しむ 学びの扉
英語への道案内

孤高と共感の絆、あるいは強い意思力

原題と原作

原題は The Shawshank Redemption 。この意味については、正直のところ、はっきりとはわからない。
  リデンプションの意味には、あがない、贖罪、救済、回復、買い戻しなどがある。すると、「ショーシャンク刑務所からの救済」あるいは「ショーシャンクから脱出して自分の人生を取り戻す」という意味だろうか? もっとひねって、「ショーシャンクのしっぺ返し」ということか。
  製作は1994年。
  原作は、 Stephen King, Rita Hayworth and Shawshank Redemption, 1982 (スティーヴン・キング 『リタ・ヘイワースとショーシャンク・リデンプション』、1982年)。リタ・ヘイワースとは、1940年代にアメリカの映画界で活躍した女優(兼ダンサー)。原作では、彼女のポスターを登場人物レッドが刑務所の房内に飾っていたという。

見どころ

内省的で穏やかな青年が、冤罪で過酷な刑務所暮らしを強いられた。結局、脱獄を成功させるが、それまでは19年にもおよぶ艱難辛苦の服役生活を送ることになった。
  刑務所は、看守や囚人による暴力と虐待が横行する環境だった。しかし、主人公アンディ・デュフレインは強い意志を捨てなかった。孤高と精神の自立を保ち続けた。そして、囚人仲間への共感を育み、彼の努力がやがて刑務所の制度自体を改革・変革する動きにつながっていった。
  けれども、その成果も、刑務所に専制君主として君臨する刑務所長とその取り巻き看守たちの私腹を肥やすための手段、隠れ蓑にされてしまう。所長らの囚人たちへの支配と抑圧はより巧妙になる。
  だが、アンディは屈することなく、自由への道を求め続けた。最後には脱獄を成功させ、所長たちへの強烈なしっぺ返しを達成する。
  「人間の意思の力」「道義心」を強く印象づけられる作品だ。

あらすじ

アンディ・デュフレインは高い教養を備えたエリートで、銀行の副頭取だった。だが、状況証拠だけで妻とその浮気相手の謀殺の罪をかぶせられて(冤罪で)、終身刑になった。収容されたのは、悪名高いショーシャンク刑務所。尊大で権威主義的な所長と暴力的な看守たちが囚人たちを抑圧していた。
  理不尽で絶望的な状況に追い込まれたが、アンディは自身のアイデンティティと尊厳を失うことはなかった。孤高を保ちながら仲間の囚人たちへの共感を育みながら、強い意思の力を失うことはなかった。
  1965年、アンディが入獄してから18年の年月が過ぎた。その年、入所したトミーから驚くべき情報がもたらされた。アンディの冤罪を証明することができる情報だった。彼は、所長に再審請求の手続きを始めたいと訴えたが、黙殺された。
  所長にとって、アンディは横領=不正蓄財とマニーローンダリングのための「便利な道具」だったから、手放すつもりはなかったのだ。あまつさえ、所長は情報の証人、トミーを暗殺してしまった。アンディは、自分の力で脱出する決心をした。
  アンディの脱走から1年後、レッドの仮釈放申請が認められた。とはいえ、40年も服役したレッドは、束縛のない「外の世界」に馴染めなかった。レッドは誇りを失い、絶望に沈みそうになった。そのとき、アンディの葉書の言葉を思い出した。その言葉は「約束の地」を記していた。レッドはそこに行ってみた。そこで、アンディとの再会に向かう道筋を見つけ出した。

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