バンクジョブ 目次
ダイアモンドの呪縛
見どころ
あらすじ
虚栄の輝きの裏に
成功を誇示する女性たち
女性蔑視の階級社会
ソ連との取引き交渉
世界市場支配の仕組み
ソ連の屈服
ホッブズ氏の暗示
階級(差別)社会の盲点
巨大コンツェルンの権力
復讐のための計画
最新監視装置の導入
驚愕の事件
ダイア独占と保険市場
犯人からの驚異の挑戦
謎解きと駆け引き
シンクレアとミルトン
権力を揮うミルトン
ミルトンの死
シンクレアの自殺
ローラの奮闘
ホッブズ氏の復讐計画
ダイアモンド強奪の手口
してやられた経営陣
その後……
■この映像物語の印象■
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もっと詳しいあらすじ

  ダイアモンド業界を牛耳る巨大商社ロンディでマニジャー(課長)をしている女性、ローラ・クィンは入社以来、早朝から夜遅くまで献身的に働いてきた。ダイアモンドの商取引での交渉術や知識では群を抜いていた。
  だが、女性蔑視の「男の世界」では人事処遇で差別され続けてきた。ローラは、能力や業績で彼女にいく段も劣る男性社員たちの出世昇進を遠くから見つめ続けてきた。
  しかも、まもなく理不尽な理由で解雇される予定になっていた。この強欲な巨大商社と裏で取引している事実を隠そうとするソ連当局の横やりが原因だった。
  そんな最悪な境遇にあったローラは、会社の雑役掃除夫ホッブズから、冷酷な会社に復讐するためにダイアモンドを盗み出す計画に誘われた。ホッブズが打ち明けた計画では、盗難が発覚しないように保温ポット1杯分だけ原石を盗み出すだけというものだった。
  迷っていたローラだったが、会社は彼女を解雇しようとするばかりか、経営陣はシティの銀行に手を回して金融業界への転職の道さえも奪ってしまった。袋小路に追い詰められたローラは、やむを得ずホッブズの計画に乗ることにし、ホッブズ氏の要求にしたがって地下金庫室の暗証番号を手に入れ、ホッブズ氏に教えた。

  ところが、おりしもその直前、会社は警備・保安管理体制を強化したため、ダイアの盗み出しはきわめて難しくなった。それにもかかわらず、ローラはためらいながら、成功の見込みが低い危険な挑戦に引き込まれていく。そして、新たな監視警戒体制のもとでダイアの持ち出しを可能にする方法を考え出した。
  ローラが企てた計画は頓挫したものの、ホッブズ氏はダイアモンド原石の窃盗を強行し成功した。だが事件が発覚すると、会社の金庫からは総重量2トンにもおよぶすべてのダイアモンド原石が消え去っていた。予想外の出来事にローラは大きな衝撃を受けた。
  会社はロイズ保険協会の調査機関の幹部フィンチに事件の捜査を依頼した。フィンチはローラとホッブズをを容疑者だと疑い、捜査の網を絞り込んでいった。

  それほど大量のダイアモンドの搬出は不可能だ。現行の保安態勢では、大量のダイアモンドの運び出しは全く不可能だったはずだ。ではミスタ・ホッブズはどうやって盗み出したのか? いかなる動機で? そしてダイアモンドはどこに隠されたのか。
  共犯者だったはずだが、意外な成り行きの謎を解き明かそうとするローラは、自らフィンチとの連絡役を買って出て、独自に事件の捜査を進めようとした。

  一方、最重要の経営資源を奪われたロンディ社は経営破綻の危機に直面し、保険による損失補償を求めた。しかし損害補償をめぐって、会社はロイズ保険連合のシンクレアと深刻な対立に陥ってしまった。成り上がり富豪のシンクレアは、ロンディの損害補償を請け負う契約をしていたが、逃げを打とうと企んだのだ。
  シンクレアの汚いやり口に憤った商社経営トップのミルトンは、英国金融界への絶大な影響力を行使して、保険連合(業界)の指導者会議を招集した。そこで、シンクレアに対するダイア盗難の損害補償金の全額支払い要求を押し通した。
  破産が確実となったシンクレアは自殺した。
  一方、ローラは盗まれたダイア原石の行方を必死に捜査し続ける。そして、ふとしたきっかけで、ホッブズ氏の経歴をヒントにしてダイアの隠し場所を探り出した。だが、その場所に行ってみるとホッブズ氏が待ち構えていた。ホッブズ氏はローラに長い年月にわたる復讐劇の物語を語ってくれた。

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